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下町情緒を満喫する すみだ散策コース その2

先日お送りした下町情緒を満喫するすみだ散策コース、1日コース。
今回は続きで、半日コースをご紹介したいと思います。
豊かな分かが花開いた江戸時代、行楽の中心地であったすみだ。ここでは「粋」や「人情」を味わい、江戸風情を満喫できる散策コースを紹介しましょう。
半日コース
花のお江戸にタイムスリップ
武家屋敷や寺社、町屋が軒を連ねた江戸の街を行く
1657(明暦3)年、恋の病で亡くなった娘の因縁を祓おうと燃やした振り袖を火種に、本郷丸山町の本妙寺から出火した火は、またたくまに江戸の街を焼き尽くしました。

明暦の大火「振り袖火事」です。

以降、幕府は両国周辺に武家屋敷や寺社、町屋を移転し、街は多いににぎわうようになりました。

回向院はこの明暦の大火の被災者を弔うために創建されたのが始まりです。両国はビルが建ち並ぶ街に姿を変えましたが、いまでも江戸のにぎわいの名残がそこここにあります。

まずは、江戸東京博物館を訪れ、統治の生活ぶりをかいま見てみましょう。点在する名所・旧跡を巡り、寄席で江戸庶民の娯楽に触れれば、かつての花のお江戸を体感できるでしょう。

下町情緒を満喫する すみだ散策コース その1

下町情緒を満喫するすみだ散策コース
豊かな分かが花開いた江戸時代、行楽の中心地であったすみだ。ここでは「粋」や「人情」を味わい、江戸風情を満喫できる散策コースを紹介しましょう。
1日コース
隅田川七福神巡り
江戸っ子も熱中した隅田川七福神巡りで風流を味わい福を呼ぶ
向島界隈は、日帰りのできる行楽地として、多くの江戸市民でにぎわいを見せた街です。当時、向島百花園に集まった文人墨客たちが円の愛蔵品「福禄寿尊」像に注目を。多門寺の「毘沙門天」などと結びつけて七福神をそろえたのが、そもそもの始まりだといいます。

隅田川七福神巡りは、多門寺から南下しているルートと、「大国神」「恵比寿神」が祀られている三囲神社から北上するルートがあります。なお、白鬚神社には「寿老神」、長命寺には「弁財天」、弘福寺には「布袋尊」が祀られています。

各寺社ごとのお守りや縁起物を買ったり。周辺の名所、旧跡に立ち寄ったりと、楽しみ方は満載です。昼食には名店Kでオーナー自慢の絶品ステーキを味わうのもおすすめ。また隅田川七福神発祥の地である向島百花園では「茶亭S」で一休みしながら、野趣あふれる庭園を眺め、江戸情緒に浸るのもいいでしょう。

趣ある寺社を訪ねるだけでなく、それぞれの寺社で神像を厚め、宝船に乗せていくという、江戸時代さながらの由緒正しき参拝方法も楽しめます。なお、各寺社の御開張は元旦より七草まで。まさに一年の幸福を願う絶好の散策コースなのです。

商店街&古民家ショップをゆるり散策その2

前回の続きです。

向島系と称されるアートが発信されている向島をご紹介している今回の記事ですが、 懐かしい風情に導かれるように、数年前からアーティストの方も移り住む人が増えているとのこと。

人形作家、Mさんもそのひとり。孤面をかぶってのパフォーマンスなど、現代アートの旗手として知られるMさんが錦糸町に移り住んで5年になります。

「友人が向島に住んでいて、よく訪れるうちに『アートするならこの街しかない』と。下北沢にも吉祥寺にもない、向島ならではの雰囲気、素材に惹かれました」

古民家再生の懐かしくおしゃれな店舗を巡る

Mさんの案内で、さっそく向島散策へ。近隣に祠をもつ子育て地蔵尊に由来する「地蔵坂通り商店街」を通り、訪れたのは、器やシルバーアクセサリーなどを扱う店「ちとらる」。自宅を改装した店内はどことなく懐かしい雰囲気。

現在、錦糸町を拠点に創作活動を行うアーティストは約10組ほど。古い長屋を改装し、アートスペースとして開放する「フルハウス」ほか、放置された古民家のよさに気づいた若い世代が、ギャラリーや工房として再生し、下町に新しい生活様式をもたらしています。「昔からいる人と新しい人、お互いが刺激し合えれば」と、語る店主さん。

墨堤通りより1本入った道を曲がった細い路地が「鳩の街通り」です。鳩の街は、永井

荷風の戯曲「渡り鳥いつ帰る」や、吉行淳之介の「原色の町」などの舞台として描かれた街です。惣菜屋

さんや生活雑貨店などが建ち並び、気取らない店構えはいまだ健在。

通りを入ってすぐ、古材・雑貨を扱う「unamano」へ。長屋を改修した自宅兼店舗は、おしゃれなのにどこか昭和の薫りで、街に馴染んでいます。ほかにも週末のみ営業するスタンドバー「帝都ロケット商会」や「カフェ・グラヌール」など、空き店舗をセルフ再生させたショップ巡りが楽しめます。

鳩の街通り商店街から1本奥の通りに入れば、そこはかつて、カフェー街と呼ばれた花街跡です。いまも住居として使用されている装飾的な色街建築に、当時のつややかな姿を感じ取ることができます。

商店街&古民家ショップをゆるり散策

点在する商店街、入り組んだ路地がノスタルジックな向島~京島~錦糸町エリア。
古民家改装ショップに立ち寄ったり、路地に迷うのも楽しいコースだ。

アートの発信地としても注目される向島、下町と都会の複合地域の錦糸町を散策するのは非常に興味深い発見が多い。

向島は、関東大震災や戦災を免れた地区に、昔ながらの街並みを残すレトロな街です。最近では町工場や長屋が取り壊され、街の風景も様変わりしているといいますが、それでも雑然としていて、どこかノスタルジックです。かつて錦糸町の界隈をあるがままの風流を楽しむのが粋といわれたそうですが、確かにここでは飾らない暮らしの豊かさに触れることができます。狭い路地、ひしめき合う木造家屋には、人々のぬくもりと営みがあふれ、下町のコミュニティが育まれています。最近では、こうした懐かしい風情に導かれるように、足を運ぶ人が増えています。その一方、数年前からアーティストたりが移り住み、向島系と称されるアートが発信されています。